Alps 株式会社アルプス技研:会社案内:アルプスエンジニア

「面白い仕事であるかどうか」それが私の志望基準であり充実感を図る物差しだと思います−蓮 千夫(機械設計 / 工学部卒 1997年入社)

プロフィール

東京都出身。最初は東北エリアでの勤務に戸惑いもあったが、今ではすっかりいわきの暮らしやすさが気に入っている。一男の父であり、忙しい日々のなかで、休日に子どもとプラモデルを作ったりしてゆっくり過ごす時を大切にしている。ロボット好きでもあり、いつか子どもに「これはパパが設計したんだよ」と言えるオモチャのロボット作りに携わるのが夢でもある。

車載機器メーカーで筐体(きょうたい)設計を担当しています

派遣というスタイルは、色々な企業で様々なモノを設計できる点に惹かれて志望しました。アルプス技研を選んだのは、いくつかあった候補のなかでも特に教育に力を入れ、社員一人ひとりを大切にする姿勢があったからです。東京で生まれ、埼玉で育った私ですが、入社当初より勤務地、勤務先にはこだわっていませんでした。何よりも「面白い仕事ができればどこでも」という気持ちの方が強かったし、今でもその想いに変りはありません。

現在の勤務地は福島県いわき市。勤務先はオーディオ、カーナビなどの車載機器メーカーで、私は筐体設計を担当しています。機械、電気、ソフトを合わせ当社の技術者が50名ほど勤務している、お付き合いの長いメーカーです。機械設計部門には100人近い技術者がおり、それがプロジェクトごとにチームを組んでいますが、私は最近、プロジェクトによってはリーダーを任されるようになってきました。

10年のキャリアで、ようやくヒヨっ子。まだまだ勉強中です

機械設計の技術者は10年やってようやくヒヨッ子扱いになる、と言われます。私自身の新人の頃を振り返ってみても、大学で学んだ知識は実践では役に立たず、図面の直しやサンプルの研磨などの実務を通じて経験を積んできました。また、勤務先に恵まれたこともありますが、勤務先社員と垣根なく同じように教育を受け、CADを習得し、少しずつ仕事を任され、小さなモデルの担当になって、という過程のなかで一歩一歩成長してきました。

小さなプロジェクトでもひとつのモデルの担当になれば設計だけではなく、コストをはじめ評価スケジュールなど立ち上げまでの責任を負います。電気やソフトの技術者と常に意見、情報を交わし製品化へ進みます。そういう環境で失敗しては学び、叱られながら学び、刺激を受けては吸収し、というサイクルを繰り返してきたんですね。

たとえばカーオーディオで、求められる照明の美しさをどうすれば出せるか、レンズの形状、ランプの配置など1カ月、2カ月悩んで、周囲に助けてもらってようやく作り上げたということもありました。また特に車載機器の場合は家電と違い、振動と熱に対する配慮がとても大切です。ちょっとしたことで異音が出たり、壊れないために板厚を厚めにしたり、形状を堅牢にしたり、そこには材質はもちろん、材料力学とか熱力学、流体力学といった知識も必要です。「今はリーダー」なんて言っている私もまだまだ勉強中。ようやくヒヨッ子、という言葉はしみじみ実感できるのです。

大変だからこそ楽しい、そしてヤリガイがあります

車載機器も最近は開発期間が短縮されています。一方では設計にとどまらずに信頼性のシミュレーション、耐震性の解析など、やるべきことは多く、開発は時間との勝負、という側面もあります。カーオーディオなどは電気部品の性能が上がっているために熱の問題が多くなっており、今は「熱設計」によるシミュレーションを開発初期から導入しています。私には電気分野の知識がベースとしてありませんから、その辺りは苦労します。製品にはCDを読むピックなど熱に弱い部分もあるため、発熱部品の配置、消費電力の減量化などを考えなければなりません。また筐体そのものも形状ひとつで性能もコストも変わります。色々な条件で調整していくのは大変です。大変ですが、それがまた楽しい、とも言えますね。

勤務先の職場はすごくイイ雰囲気で、ひとつ問題が出れば、自分のことではなくてもチーム一丸となって時間を忘れて取り組む、という姿勢があります。それも嫌々ではなく、喜々としてやっています。「皆、モノを作っていく仕事が好きなんだな」と思いますし、そういう環境に身を置いていることがとても幸せです。

また私自身が関わった製品は、いくつか世の中に出ているわけですが、モーターショーなどで新製品の発表に立ち会うときは、やはり嬉しいものです。それも苦労して開発したものは余計に愛着があり、ああいう瞬間は技術者冥利に尽きますね。

いつかロボット設計に携わりたいと思っています

今は車載機器に携わっていますが、将来的にはロボットを設計するのが私の目標です。実は私は子どもの頃からロボットが大好きなんです。いわゆるガンダム世代です。それもガンダムに乗りたいと思うより、ガンダムを作りたいと思っていた方です(笑)。ですから工業製品もいいのですが、できれば商業製品、もっと言うなら玩具のロボット開発に携わりたいです。これは派遣というスタイルだからこそ、持てる夢だと思うんです。

また私は一設計者よりいずれはプロジェクトリーダーでありたいと思っています。自分が作りたいものを作る技術者でありたいのです。つまり商品企画から携われるようなスタンスが憧れであり、自分が理想とするイメージに近いですね。これもまた当社のように多分野のメーカーとお付き合いがあれば、単なる夢ではなく、実現可能な目標だと思っています。いわき市には住み慣れてはいますが、面白い商品の仕事に関わることができるなら、日本全国どこへでも馳せ参じたい(笑)、そう思っています。