Alps 株式会社アルプス技研:会社案内:アルプスエンジニア

今後、樹脂設計の知識を深めて、家電などで常に新しい手法をもってキャリアを磨いていきたいですね-越森

プロフィール

学生時代からテニスやスキーに夢中になっていたスポーツマン。今も時間の許すかぎり、職場の仲間とテニスを、家族とはスキーを楽しんでいる。一男の父であり、最近休日は子どものサッカーの練習、試合を見にいくことが多い。「平日は仕事漬けなので休日こそ家族との時間を大切にしたいですね」。また大宮営業所では、技術マネージャーとして勉強会開催など後進の指導にもあたっている。

品質工学について学んだことが財産になっています

入社後、電気機器メーカーでの勤務を経て、OA機器メーカーへ異動になりました。技術評価グループに配属になったのですが、そこで設計評価を担当したことが私にとって大きな財産となりました。仕事内容は、プリンター設計において、品質工学を利用したロバスト設計の推進です。ロバスト設計とは、頑健で安定性に優れた製品、ニーズに限りなく100%応える製品のための設計を行うことです。

私自身、品質工学について学びながら「本当にいい製品とは何か」を考える習性が身に付きました。また市場要求を満たすための技術的な視野も広がりましたし、設計手法、素材などについての知識も培われたと思います。当初、設計部門の一部でのみ採用されていたロバスト設計が、私たちの活動の成果によって、設計部門全体に浸透していったことも嬉しかったですね。

メカ設計のキャリアを着々と積み上げてきました

今から約5年前に、設計部門へ異動になりました。現在担当しているのは主にレーザープリンターのゼログラフィといわれる、トナーを付着、転写、定着させる現像機の部分です。異動当初、ロバスト設計への知見を深めていたこともあり、それなりの自信がありましたが、実際の設計業務に入ると、それまで私自身が設計部門に言っていたような問題点を度々指摘されました。特にいい製品をつくりたいという想いの一方で、コスト概念が弱く、苦しみましたね。「クォリティとコストのバランスが大事」といっていた過去の自分を顧みるとお恥ずかしいことですが(苦笑)。

昨年末に市場に出た製品においては、量産化直前で設計不良が判明し、短期間での緊急対応に追われました。それは、普通に使用していれば問題はないのですが、誤った操作をすると支障が起きるもので設計の見直しが必要でした。量産開始が伸びれば一日単位で莫大な損失になりますから、プレッシャーがなかったと言えば嘘になります。限られた期間で、周囲のサポートも受けながらトライアンドエラーを繰り返し、最終的にはクリアすることができました。色々苦労もありますが技術開発から担当し、商品化設計を経て量産が開始されるというのは技術者にとってひとつの喜びですね。

自分の考えた形状や機構が製品に反映されることが醍醐味です

ただし私自身は、自分が関わった製品を市場で目にすることが一番の喜び、という訳ではありません。ちょっと変わっているのかも知れませんが(笑)。製品が市場に出ているときは、すでに新しい機種開発に関わり、次の技術を追いかけているので、そのタイムラグがあるせいでしょうか。むしろ今、目の前にある仕事のほうが私にとっては大切です。

設計業務は多くの課題を一つひとつクリアし、すべて達成したときに市場に出せるものができるのだと思います。たとえば、モーターによって熱が出る空間の温度を下げる課題をコストをかけずにクリアする、といったほんの小さいことでも、自分の考えが認められて製品に反映されていくことに私はこの仕事の喜びや醍醐味をより強く感じるのです。「こうしたら、うまくいくんじゃないか」「あんな素材を使ったらどうか」などと頭を捻り、生みだした形状や機構が採用されていく、そこにやりがいがあります。

就職活動の際、私は「設計業務にこだわりたい」と思い、アルプス技研ならそのスタイルが叶うと考え入社を決めましたが、その選択に間違いはなかったと実感しています。

勤務地より仕事内容にこだわりたいですね

今携わっているプロジェクトは、新しい技術を多く取り入れて開発していこうというものです。設計手法にも色々あると思いますが、私はすでに確立されたパターンを組み合わせて設計していくというより、ほかの人がやっていない手法にチャレンジしたいタイプなので、性に合っています。難しさはありますが非常に楽しく仕事に向き合えています。勤務先も同年代の技術者が多い職場で、切磋琢磨できる環境に恵まれています。また一歩仕事を離れれば、終業後にテニスをしたり、お酒を飲みに行ったりすることも多く、チームワークも抜群です。

将来的には、樹脂設計についてさらに勉強しOA機器以外の分野の設計業務に取り組んでみたいと考えています。たとえば家電などはプラスチックを用いた設計でかなり先進的なアプローチがなされているようなことも聞いています。そういう製品に関わるチャンスがあれば、ぜひ手を挙げたいですね。埼玉で生まれ育ちましたが、勤務地にこだわりはありません。勤務地より仕事内容にこだわってキャリアを磨いていく、それこそが真のアルプスエンジニアらしさ、ではないでしょうか(笑)。