
プロフィール
中国山東省出身 青島科技大学 日本語能力試験1級
「小学校まで過ごしたのは青島市のとても田舎、だから都会が苦手です(笑)」。プライベートで日本で気に入ったのは、相模原営業所時代に知り合った日本語の先生たちとよく出かけた温泉めぐり。また最近凝っているのは、ビリヤード。「週末に営業所の仲間と出かけていきます」。
日本の技術力に触れ、日本人と交流したいと思いました
2005年にアルプス技研に入社した私たちは、日本企業向けのアルプス青島エンジニア第一期生になります。青島科技大学の3年生だった2004年の初春、現地で初めて実施された、アルテック北京(アルプス技研の現地法人)の選抜試験を受けました。応募者は約120人、合格者は14人でした。私の応募動機は、卒業後は日系企業か韓国企業で仕事をしたいと思っていたこともあり、日本語が勉強でき、日本の技術、日本人の仕事ぶりに接する絶好の機会だと思ったからです。
2004年4月から2005年7月の大学卒業まで、大学の勉強と「アルプス国際エンジニア教育センター」のプログラムを同時にこなしていきました。機械設計基本理論から機械加工、CADなどの技術研修、そして日本語の研修が中心でした。卒業後の7月から9月までさらにビジネスマナーや日本での一般常識などについて学び、10月に来日しました。成田に着いたときは「いよいよだな」という想いで心が躍りました。空港からの移動中、海が見えて、それがとても新鮮で感動的だったことを覚えています。
「負けたくない」気持ちで最初の壁を乗り越えました

最初の勤務先は神奈川県の総合電子部品メーカーでした。当初はコネクタの試験や設計の修正などを担当していました。技術に関する理解にはほぼ問題ありませんでしたが、コミュニケーションに戸惑いました。仕事上でスムーズにやりとりできるか不安でしたが、予想以上に理解できず、伝えられない自分がもどかしかったです。それで休日に公民館で開催されていた日本語教室に通ったりして、会話力を強化しました。今思うと一番ツライ時期でしたが「負けたくない」という気持ちが強かったですし、ある意味で必死でした。1年後には日本語能力試験1級に合格するまでに至り、この期間、語学力は飛躍的にアップしました。
もちろん一人で頑張っていたわけではなく、勤務先の先輩方は仕事の進め方、ルールなど一から親切に指導してくれました。飲みに連れていってもらう機会も多く、今でも付き合いが続いています。また右も左も分からなかったなかで、プライベート面も含めた当時の相模原営業所のサポートは非常に心強かったです。先輩方のサポートがあったからこそ、今の自分があると思っています。
悩むことで成長する。だから仕事の悩みは大歓迎です
去年の9月から、産業用精密機器メーカーに勤務し、同時に沼津営業所へ異動となりました。勤務先では半導体製造装置の設計業務に携わっています。とは言っても装置全体の設計ではなく、ベースとなる機種があって、お客様の要望によってカスタマイズしていくうえでの、部分的な設計を任されています。

私が所属するチームは6名で、20代、30代を主戦力とする若いチームです。職場は、常に良い意味で緊張感があります。高額な装置であり、仕事の責任も大きいため、集中力が求められます。私も技術的な悩みによくぶつかります。しかしそれはネガティブなものではなく、自分にとって楽しい悩みです。素材の選択、加工の方法、機構の仕組み、色々悩むことで自分の成長があると思っています。
基本的には自分で考え、調べて、問題を解決しようと思っていますが、大きな壁に当たった場合はリーダーや先輩にアドバイスを求めます。部分的ではあっても、自分の考えた設計をお客様に納得していただいて製品になっていくことに、今は一番充実感を覚えます。
自分の持ち味である負けん気をもち続けていきたい

日本にきて、丸3年が過ぎようとしています。とても内容の濃い毎日を送っている実感がある一方、あっという間に過ぎたという気もします。まだ自慢できるような実績はありませんが、来日後に日本語力を強化したように「負けたくない」という気持ちだけは自慢できるかも知れません。これから当面の目標は、現在の勤務先で新しい装置開発に携われるようになることです。もっとたくさんの技術を修得したいと考えています。
また日本でのキャリアにおいては、違う分野での仕事に従事したいですね。将来のことを考えると、スキル、知識を蓄積してリーダーとして活躍したいと思うし、プロジェクトマネージャーとしてマネジメントもできるようになりたいです。大学時代にアルプス技研との出会いで技術者への道が拓け、日本での仕事を通して、将来の目標が見えてきました。これからも負けん気をもって、一つひとつキャリアを積み上げていきたいと思います。

営業所長(2008年7月現在)
生嶋 恭一
営業担当から
今後、職場での活躍と同時に
営業所のリーダーとして期待しています
沼津営業所では現在5名のアルプス青島エンジニアがいます。派遣先のお客様からいずれも高い評価をいただいており、特にコミュニケーション力はお客様も驚くほどです。
当営業所だけではないと思いますが、慣れない土地で彼らが仕事をしていくうえで、私はもちろん当社のマネージャーやエンジニアが様々なサポートをしています。特に来日して日が浅いうちは、定期的な面談や懇親会、プライベート面での不安や問題の解決などを通して日本の社会に溶け込めるような体制を整えています。
付君は、すでに来日3年で生活にもすっかり慣れています。非常に真面目であり、言われたことは忘れず、同じミスを繰り返さないタイプですね。前の営業所時代に、当社が毎年開催している「ロボットコンテスト」では日本人技術者も含めたチームをまとめて見事優勝を飾っています。 これから沼津営業所のアルプス青島エンジニアも増えていくと思うので、付君には職場での活躍と同時に、営業所のリーダーとしても期待しています。


