Alps 株式会社アルプス技研:会社案内:アルプスエンジニア

あきらめずに頑張り通す姿勢で、ハイレベルなエンジニアへ成長していくことを誓います。-孫

プロフィール

中国安徽(アンキ)省出身 中国石油大学卒 常に電子辞書を持ち歩き、会話などで分からない単語が出てくると、その場で調べる勉強家だ。勤務先で開催されるお花見やスポーツイベントにも参加し積極的にコミュニケーションをとっている。今年(2008年)の12月に日本語能力試験の2級を受験予定。勉強会への出席率も高い。「日本へ来られたことは幸運ですが、ゴールではありません。技術者としてのキャリアは始まったばかりですから、勉強してもっと上のレベルを目指すのは当然のことです」

日本でキャリアを積めるチャンスを逃したくないと思いました

2006年の初夏、中国石油大学で、アルテック北京の選抜試験の実施が告知されました。このプログラムはすでに青島科技大学では始まっていたようですが、中国石油大学では初めての募集でした。1年間教育研修を受けた後、日本で仕事ができる仕組みにとても興味をもちました。そこでまず、青島科技大学まで出かけ、現地のアルプス国際教育センターを見学させてもらいました。私は日本語がまったく話せないことに不安があったのですが、青島科技大学の学生も皆なほとんどゼロからのスタートで日本語をマスターしていると聞き、「自分もチャレンジしてみよう」と思いました。

以前あるテレビ番組で、アジア各国から選抜された大学チームによるロボットコンテストが紹介されていたとき、日本チームが優勝していた記憶がありました。「日本の技術はすごい」という印象が頭にインプットされていたのですね。もちろん電気や車など世界に名だたるメーカーの名前は知っていましたし、将来、そういったメーカーで仕事ができるチャンスを逃したくないと思ったのです。

これまでで最も勉強した1年間でした

試験に合格した私は、その後1年間教育センターで日本語スキルと技術スキルを磨きました。7対3で日本語スキルの勉強に比重が置かれました。日本語は、予想通り難しかったですね(笑)。特に発音が難しくて、苦労しました。少しでも上達したいと思い、毎朝早く起きて、前日の復習をしました。私は中学生の頃から大学進学を目指して1日10時間以上勉強することに慣れていましたが、この1年間は、それまでのなかでも特に一生懸命勉強しました。同期の仲間も皆なそうだったと思います。朝はもちろん、講義が終わっても自習室に集まって夜遅くまで勉強しました。「皆な頑張っているから自分も頑張ろう」と良い刺激になっていました。技術スキルではOrCADやVerilog HDLを学んだことが、後になってとても役立ちました。

卒業後はアルテック北京で日本語やビジネスマナーを中心に最終準備をしていました。8月の半ば正式に日本へ行くことが決まった時は、本当に嬉しかったですね。両親からも「しっかり頑張ってくるように」と励ましを受けました。成田に着いてアルプス技研の本社へ向かいましたが、日本の街並の美しさがとても印象的でした。

デジカメの不良解析、コストダウン評価を担当しています

来日して1ヶ月後には浜松営業所への配属が決まりました(2008年三河営業所開設とともに異動)。勤務先は総合電機メーカーです。この1年間、商品設計部でデジタルカメラの不良解析、コストダウン評価を行っています。すでに市場に出ている製品で僅かではありますが不具合が報告されるケースに対して、その原因を解析し、必要に応じて生産へフィードバックするといった役割がひとつ。もうひとつは現行の製品構造を設計面から見直し、コストダウンするための評価、分析を行う仕事です。

最初の3ヶ月は、仕事や職場に慣れる期間でした。コミュニケーション面でも当初は少し戸惑いましたが、1ヶ月ほどして大分慣れ、スタッフとの会話、上司への質問などスムーズにやりとりできるようになりました。仕事面でも4ヶ月目から難易度の高い解析を任せてもらえるようになりました。レポートも日本語で書いています。世界的ブランドの製品を扱えるのはとても誇らしいことで、キャリアのスタートとして現在の仕事にはとても満足しています。

5年後、次のステージが見えてくるはずです

職場はとても仕事しやすいです。20代~30代の若いスタッフが多く、その仕事ぶりから刺激を受けることも少なくありません。私も仕事を任されるようになったとはいっても、まだまだレベルを上げなければなりません。社内では勉強会が毎週のように開催されるので、できるだけ参加するようにしています。また三河営業所でも毎週土曜日を利用し、勉強会が開かれます。こちらもC言語やデジタル回路など仕事に関連あるテーマのときは、必ず参加しています。

少なくとも日本には5年はいて、技術者として成長したいと思っています。その後の具体的なイメージはまだありません。5年くらいキャリアを積むことで次のステージが見えてくるのではないでしょうか。もともと私がアルプス青島エンジニアのプログラムに興味をもったのは、アルプス技研における派遣という仕事スタイルが、ひとつの企業だけではなく、色々な企業と出会える可能性があることでした。現在の勤務先に不満はありませんが、日本の素晴らしい技術を持ったほかの企業で仕事をすることにも興味はあります。

営業所長(2008年10月現在)

山田 英二

営業担当から
派遣先の評価も高く、三河営業所の
技術者にも刺激を与えている存在です。

三河営業所には、アルプス青島エンジニアの第三期生が3名、第四期生が2名在籍しています。第三期生は配属から約1年経っていますが、知識、コミュニケーョン力いずれもレベルが高い人材が揃っています。月に1度は個人面談を行い、週末には勉強会で顔を合わせるので、常に様子を聞いたり、相談事はないか確認していますが、まったくといっていいほど問題はありません。営業所にも職場にも自然と溶け込んでいった観があります。

派遣先からの評価も非常に高く、嬉しく思っています。私から見ると、彼らは素直で、吸収力に優れています。休日返上で勉強会に参加するなど向上心もあります。そういう姿勢が、営業所の日本人の技術者にも刺激を与えている効果も出ていますね。これからの成長に期待していますし、今後アルプス青島エンジニアが日本と中国のブリッジエンジニアとして活躍できるようできるだけのバックアップをしていきたいと思っています。